ターボディーゼルのチューニングにおいて重要なのが、最大限にターボチャージャーの性能を引き出してやること。そのためには、タービンが効率良く稼働するための環境作りが必要です。その鍵を握るのが、排気系、いわゆるエキゾーストチューンです。 多くの人は、エキゾーストチューン=マフラー交換という図式を描くことでしょう。もちろんそれは間違いではありませんが、全くの正解だともいえないでしょう。特にターボディーゼルの場合、性能を左右するのはマフラーよりもフロントパイプであると、過去のテストデータから、KOCは結論しました。排気効率をアップして、より高回転域でも、タービンが過給効果を発揮できるようにするとともに、いたずらに排気の抜けを良くして、低回転域での過給性能を損なわないようにすることが、扱いやすいターボエンジンに仕上げることの要です。その際、マフラーによる排気圧設定も大切になりますが、それ以上に過給性能に影響を及ぼすのが、タービンとマフラーの中継ぎの役目をするフロントパイプのサイズと形状です。単純に考えても、タービンの効率をアップさせるためには、タービンにもっとも近いパイピングに留意するのは、当然のことだと言えるでしょう。 KOCがランドクルーザーのために用意したフロントパイプは、装着するタービンとのマッチングが図れるように、径の異なる3サイズを設定しました。さらにテーパー形状とすることで、ストレート形状では実現できないターボフィールが体感出きるはずです。
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フロントパイプ KOCがラインナップするフロントパイプは、60φ・65φ・76.3φの3サイズ。 マフラーと同様に、太く排気の抜けが良ければ良いというわけではありません。いかなるタービンを使用するか、どんなエンジン特性を期待するかによって選ぶサイズが異なります。 数々の試行錯誤を行った末に決定されたテーパー形状(60φ・65φ)は、マフラーに至る以前で排気効率をコントロール。よりダイレクトに、タービンの最適な仕事をサポートします。
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ノーマル対応フロントパイプ (60φ・65φ・76.3φ) ノーマルマフラー及びガナドールに装着可能。 |
テーパー形状 (段付きによる乱気流を防止します)
60φ・65φ・76.3φ
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エクステンションパイプ |
排気温度計装着可能(1/8タップ付き) ¥40,000- |