徒然日記
「ふたり」ってやつ
HomePage
What's New?
Bezel1
Bazel2
 Turezure Diary
About Bezel


 実は2か月も以前からうちの事務所に手伝いに来てくれている奇特な女性がいる。ゲーム会社にいたころのデザイナ仲間で、当時は私と共に劣悪な就業態度で有名だったのだが、去年結婚して主婦になり、自称平凡なモラリストとしてラブラブな新婚生活をおくっていたようだ。しかしそんな平和な日々を切り裂く一本の電話が彼女を襲ったのであった(いやあ、私がかけたんだけどさ。)

「たすけてぇぇぇ〜。仕事手伝ってぇぇぇぇ〜(号泣)」
 そこはさすが主婦、その日のうちに高槻のスウィートホームから京都まで駆けつけてくれた。で、次の日くらいからうちの事務所で働いてくれてる。すごい!すごいぞ!主婦!主婦バンザイ!
 ということで、今、スタジオベゼルは「ふたり体制」である。今までだって1号と2号で2人だったじゃないか!という声もあろうかと思う。しかし、1号の役割は主に、(1)事務所を散らかすこと、(2)チャットすること、(3)友達にメールを書くこと、なので、私にとっては何のメリットもないのだ。ところがどうだ。この主婦はデザイナとして
私の仕事半分を受け持ってくれるのだ!
素晴らしい!ブラボー!主婦バンザイ!(わかったっちゅの!)
 こうして私は雇用主になった訳だが、うちくらいのスケールの事務所で人を雇うと言うことはとてもリスクが大きく、ギャラの他にも何かと見えない出費はあるが、たった1人で仕事をしていることに比べれば、こんなに心強いものかとしみじみ思ってしまった。独りっきりの小さな事務所で仕事を受けている個人事業主さんは、機会があれば頼れる知り合いに助けを求めてみることをおすすめする。但し「使える」助っ人を頼むこと。すると、どういう変化があったかというと、私の場合、
  • 自分の作業量が減る!
  • 1人で悩まずに相談できる。
  • 1日誰とも話さないという異常事態を避けられる。
  • 世の中がどうなっているか、話が聞ける!
で、どういう落とし穴があるかというと、
  • ギャラを出さなくてはならない(落とし穴じゃないつうに!)
  • ついつい2人で遊んでしまう。
  • 孤独な間に身についた非常識な生活を咎められる。
  • 1日中同じCDをかけていると「飽きる!」と怒られる。
  • 事務所の狭さと汚さを指摘され、説教される。
など、様々な目の覚める出来事が毎日体験できてしまうのだ!
 こういう小さな拡張が、事務所のスケールアップの足掛かりになればいいのだけれど、このまま潰れてたりしてね。わっはっは! (文責2号ちゃん)

back|next


contact me.