徒然日記
音楽の底力
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 Turezure Diary
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 先日、夜中に事務所で仕事をしているとコンコンとドアを叩く音がして、「流しのおっさんです〜」と言いながら某オンテックの中川社長が現れた。モーリスのフォークギターが入ったハードケースを片手に...。ああ!あの懐かしいラジオCM!堀内孝雄(だったと思う)の「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」という声が〜!ついでに「MBS〜、ヤ〜ンタ〜ン♪」のメロディが...。
 まあそんな事はどうでもいい。最近私は常にCDをかけっぱなしで仕事しているのだが(ご近所さん、騒音出してすみません)、流行りの音楽はよくわからないので、ついつい古いアルバムに走ってしまう。
 で、最近は、 One-Trick Pony -Paul Simon-(こんなの知ってる人いないだろうなあ)、The Rhythm Of Saints -Paul Simon-(最近になってやっと買った)、The Whole Story -Kate Bush-、Greatest Hits -Tom Petty & Heartbreakers-(Don't Come Around Here No Moreが聴きたくて買ったんですが...。Tom Pettyのサラサラブロンドヘア、いいです) 等でお茶を濁していた。
 それが、この中川さんが夜中にモーリス持って現れて、

S I M O N & G A R F U N K L E
をご披露してくれたのだ。中学校からS&G、Paul Simonと秩序正しくハマっている私にとっては、夢のような出来事であった。Sound of SilenceBoxerScarborough Fairなど、メジャーナンバーは勿論、The Only Living Boy in New YorkAnji(これは全くカッコ良かった)等、マイナーな曲までコピーしていて、リクエストは夜中の2時まで続いた。S&Gがネタ切れになると、拓郎、陽水、かぐや姫、ビートルズ等もアリ。
 で、翌日の私はというと、一日中S&Gなんだな、これが。で、1週間くらいS&Gを聴き続けて、その後元に戻らずに、何故か最近期間限定再結成しているチューリップのWe Believe in Magic にやられてる。これは私と同世代の皆さん、おすすめですよ。「虹とスニーカーの頃」なんて泣かせます。「僕が作った愛の歌」とかね。
 音楽ってホントに不思議なモンです(あれ?ちょっと水野ハルオ風?)一曲聴くと、過去につながるドアが破れたかの如く、その頃の記憶と連鎖して将棋倒し的に「思ひ出」と呼べる他の音楽や、その音楽にまつわるあらゆるモノを欲っしてしまうに至るのだから。映画やテレビじゃこうは行かないこと思う。
 思い出の曲を聴いてしんみり涙する、とかいうのはよく聞く話だけど、この曲が「明日に架ける橋」とか、「サボテンの花」とか、「なごり雪」とかだったら、ついでに自分もしんみりしようって気になる。で、私の場合、何が不思議かと言うと、「Indiana Jonese -The Temple Of Doom」のテーマを聴くとしんみりしてしまう事なのだ。これは誰も一緒にしんみりしてくれない。でも皆さんはないですか?客観的に考えたらしんみりできるハズのない曲で自分だけがしんみりしてしまうこと。例えば、「スモーキン・ブギ」でしんみりしてしまうとか。
「金太の大冒険」を聴くと胸がキュンとなる
とか。
 おセンチな曲でおセンチになるのは普通。この「Indiana Jonese」のテーマでしんみりさせる力が、音楽の底力だと、私は信じている。まあ、音楽が底力を見せるのは、稀なケースではあるけど。
 そして、この音楽のドミノ理論によって、今私がどうなっているかと言うと、キーボード買っちゃおっかな〜、になってる。もう少しでフォークギターを買ってしまいそうっだったのだが、これは踏みとどまった。何しろ小学生以来触ってないのだから、マトモに使えるハズがない。それと今度CD屋でバカ買いしてしまうことは間違いない。音楽の底力は私の家計を圧迫する。合掌。 (文責2号ちゃん)

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